- いつから勉強を始めればいいのか?
- 4月や6月からでも間に合う?
- どんな教材で勉強を始めればいいの?
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?

高卒公務員試験の勉強はいつぐらいから始めればいいのでしょうか?



高校2年生の9月です。
ただし、これは大まかな目安。



『基礎学力がどれくらいあるか』で時期は変わります。
教養試験の勉強は、できるだけ早めに始めるほうがいいです。
基本的には、高校2年生の9月から本格的に教養試験の勉強を始めるのをおススメします。
高校2年生の9月というのは大まかな目安。
学力によって、『もっと早めに勉強を始めなければならない人』がいます。
逆に『高校3年生の4月以降でも間に合う人』もいます。
ここでは、高校2年生の9月スタートをおススメする理由と、学力に応じたスタート時期を解説します。
スタートが遅れて4月や6月から始めた人が合格するためのポイントも解説。



高卒公務員指導歴10年以上、元・専門学校公務員科教員の僕が実際の指導経験に基づいて解説します!
- なぜ、9月スタートがいいのか?
- スタートが遅れた人はどうすればいいのか?
- 講座・予備校を選ぶ3つの基準
- 学力別のスタート時期と、教え子3人の実例
- 月別のやることリストと、面接対策を始める時期


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公務員試験の勉強はいつから?


高卒程度の公務員試験の勉強は、高校2年生の9月ごろ(試験のちょうど1年前)に始めるのが目安です。



高卒公務員を10年以上指導してきた、僕の経験に基づく結論です!
必要な勉強時間は、事務系で1,000〜1,300時間、公安職で700〜900時間。1年かけて準備するペースです(合格に必要な勉強時間)。
目安は高校2年生の9月
高卒程度の一次試験は、高校3年生の9月が中心です。
国家一般職(高卒)や税務職員は9月上旬、道府県・市役所・警察官は9月下旬〜10月に行われます(年間スケジュール)。
そこから逆算すると、全科目を無理なく回せるスタートが、ちょうど1年前の高2の9月です。
国家一般職の申込は高3の6月から始まるので、志望先は高3の春までに決めておきましょう。
学力で始める時期は変わる
始める時期は、「中学校の内容がどれくらいできるか」で変わります。
| 学力の目安 | 始める時期 |
|---|---|
| 中学の内容が6割できない | 高1から (高2の9月までに中学の復習) |
| 中学の内容が6割ぐらいできる | 高2の9月 |
| 中学の内容が7割以上 偏差値55前後の高校 | 高3の4月からでも 間に合う可能性あり |
| 偏差値60以上の高校 | 高3の8月からでも 間に合う可能性あり |
高卒程度の試験は、中学〜高校の基礎から多く出ます。
基礎がある人ほど遅く始めても間に合い、基礎に不安がある人ほど早く始める必要があります。



遅く始める人ほど、出る範囲にしぼった効率のいい勉強が必要です!
くわしくは「基礎学力に自信がない人は、高校1年生から」と「高校3年生の4月からでも間に合う人」で解説しています。
教え子3人のスタート時期
僕が指導してきた合格者の中から、スタート時期がちがう3人を紹介します。
Aさん|高2の春に開始 → 県の事務職員に合格
- 偏差値40ぐらいの高校
- 高2の春から、学校の公務員課外で勉強
- 公務員試験の傾向に合わせた勉強を、早めに始めた
- 高校に公務員指導のノウハウがあり、合格した先輩とのつながりもあった
Bさん|高3の春に開始 → 国家一般職・県の職員に合格
- 偏差値58ぐらいの高校
- もともと基礎学力が高かった
- 判断推理など、公務員試験にしかない科目を中心に勉強
- 作文・面接は、専門学校の無料講座で添削を受けた
Cさん|高2の9月に開始 → 県の警察官に合格
- 偏差値45ぐらいの工業高校
- 情報収集をしっかりしていた
- 過去問を何周もした
※本人が特定されないよう、一部をぼかしています。
3人に共通しているのは、公務員試験の情報をしっかり持っていたことです。
僕の経験では、毎年公務員の合格者を出している高校は強い傾向があります。
先生に指導のノウハウがあり、合格した先輩から試験の情報が入ってくるからです。
そういう環境がない高校の人こそ、自分で情報を集めることが大事です。
予備校の資料請求や専門学校の無料講座を使えば、試験の傾向やスケジュールが無料で手に入ります。



学力に自信がなくても、早めに始めて公務員試験に合った勉強をすれば合格できます。大事なのは、自分の学力に合わせて始める時期を決めることと、情報を集めることです!
無料で資料請求できるおススメの講座は、塾・予備校はいつから・おすすめ5校の記事で紹介しています。
なぜ、高校2年生の9月スタート?


高校2年生の9月スタートの理由は、 受験までちょうど1年だから。



僕が実際にたくさんの高校生を指導した経験から、9月スタートがおススメ!
高卒公務員の教養試験は、例年9月。
学習量を考えると、試験勉強に1年ぐらい必要です。
教養試験の 出題科目はおおむね下の表のようなもの。
| 文章理解(現代文 英文) |
| 判断推理 |
| 数的推理 |
| 資料解釈 |
| 社会科学(政治 経済 社会) |
| 人文科学(日本史 世界史 地理 漢字 熟語) |
| 自然科学(数学 物理 化学 生物 地学) |
これらの科目を勉強するとなると、1、2か月では足りません。
1年かけてコツコツ努力する必要があります。
そのため、 高校2年生の9月スタートをおススメします。



こんなにたくさんの科目、1年間でもできる気しないんですけど・・・



全部を完璧にする必要はないです。
試験戦略を上手く立てれば1年間で大丈夫!
優先順位を意識して、効率よく学習すれば約1年間あれば間に合います。
優先順位をつけるにしても、自分の得意・不得意科目などを見極める必要があるため、1、2か月などの短期間では合格は難しいです。


高卒公務員試験の年間スケジュール
「高校2年生の9月」が目安になる理由は、試験本番が高校3年生の9月だから。逆算すると、ちょうど1年前になります。
| 時期(高3の年) | 主なイベント |
|---|---|
| 6月 | 国家一般職(高卒)・税務職員の申込(2026年は6/12〜6/24) |
| 9月上旬 | 国家一般職(高卒)・税務職員の一次試験(2026年は9/6)/警視庁Ⅲ類 第2回(9/6) |
| 9月下旬〜10月 | 道府県・市役所の初級、道府県警察官(高卒)の一次試験 ※自治体で異なる |
| 10月 | 国家一般職の一次合格発表(10/8)→二次試験(10/14〜10/23) |
| 11月 | 国家一般職の最終合格発表(11/17) |
つまり、高3の夏休みが「仕上げ」の時期。そこまでに基礎を終えておくには、高2の9月スタートが最も無理のないペースなんです。
高2の9月から試験までの月別やることリスト
年間スケジュールから逆算して、月ごとの「やること」に落とすとこうなります。この記事の推奨ペース(事務系・平日3時間・休日5時間)の場合です。
| 時期 | 勉強でやること | 試験の準備 |
|---|---|---|
| 高2の9〜12月 | 判断推理・数的推理をスタート(苦手なら中学数学の復習も)。過去問をのぞいてゴールを知る。知能7:知識3 | 志望する職種を考え始める |
| 高2の1〜3月 | 判断推理・数的推理・資料解釈を進める。文章理解を少しずつ。社会科学にも手をつける | 部活・委員会など面接で話せる経験をメモしておく |
| 高3の4〜5月 | 5月中に知能科目を一通り終える | 受ける試験を決め、受験案内(日程・科目)を確認 |
| 高3の6月 | 知能科目の苦手分野を問題演習 | 国家一般職(高卒)などの申込。志望動機・自己PRの下書き |
| 高3の7〜8月 | 知識7:知能3に切り替え。社会科学を重点に。国家一般職・税務職員を受けるなら倫理・思想も。模試を受ける | 作文を書いて添削してもらう。模擬面接を始める |
| 高3の9月〜 | 過去問と模試で総仕上げ → 本番 | 一次試験のあとは面接練習に集中 |



「今どこにいるか」を月に1回この表で確認すると、遅れに早く気づけます。
なお、基礎学力によっても勉強の開始時期は異なります。


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合格に必要な勉強時間は?





「いつから」はわかりました。結局、全部で何時間くらい勉強すればいいんですか?



志望する職種で変わります。事務系なら1,000〜1,300時間、公安職なら700〜900時間が目安です!
職種別・勉強時間の目安(高2の9月スタートの場合)
| 職種 | 総勉強時間 | 平日 | 休日 |
|---|---|---|---|
| 事務系 国家一般職(高卒)・地方初級・税務職員など | 1,000〜1,300時間 | 3時間 | 5時間 |
| 公安職 警察官・消防官 | 700〜900時間 | 2時間 | 4時間 |
事務系は1,000〜1,300時間
国家一般職(高卒)・地方初級・税務職員などの事務系は、平日3時間・休日5時間が必要です。
1週間で25時間、1年続けて約1,300時間になります。
「3時間もできない」と思うかもしれません。
でも事務系は倍率が高く、教養試験で高得点を取らないと一次を通過できません。



特に国家一般職や税務職員は、教養試験の難易度が高いです。
学校の授業と部活がある日は、朝30分・放課後1時間・夜1時間30分のように分けてかまいません。
まとまった時間より、毎日欠かさず勉強するほうが効きます。
基礎学力に自信がある人なら1,000時間ほどでも届きます。
中学内容から積み直す人は1,300時間を見ておきましょう。
公安職は700〜900時間
警察官・消防官などの公安職は、平日2時間・休日4時間が目安。
1週間で18時間、1年で約900時間です。
事務系より少ないのは、筆記のボーダーが事務系ほど高くないから
。教養試験の得点だけで決まるわけではなく、体力検査や面接の比重が大きいためです。



ただし「楽」という意味ではありません。
浮いた時間は体力試験の練習に回す必要があります。
腕立て伏せや反復横跳びは、直前に詰め込んでも伸びません。
警察官の体力試験の基準は、こちらの記事で確認してください。
警察官の体力試験は意外に低い?警視庁の足切り基準・女性の基準も解説
消防官を目指す人は、試験の日程や体力試験の目安をこちらにまとめています。


開始時期別の1日の勉強時間
事務系で1,000〜1,300時間を確保する場合、スタート時期によって1日の負担はこう変わります。
| スタート時期 | 試験までの期間 | 1日の勉強時間 | 現実的な難易度 |
|---|---|---|---|
| 高1の4月 | 約2年5か月 | 平日1.5時間・休日2時間 | 部活と両立できる |
| 高2の9月 | 約1年 | 平日3時間・休日5時間 | 当サイトの推奨ペース |
| 高3の4月 | 約5か月 | 平日4時間・休日8時間 | かなりハード。科目を絞る |
| 高3の6月 | 約3か月 | 時間の確保は困難 | 科目を絞って6割狙いに切替 |
高3の6月からでは、1,000時間の確保は物理的に不可能です。だからといって諦める必要はありません。やる科目を絞れば、合格ラインの6割は狙えます。
スタートが遅れた人の具体的な戦い方は、この記事の後半「今からでも間に合う?残り期間別の戦い方」で解説しています。
高校生の1日の時間割モデル(平日・休日・テスト期間)
「平日3時間」と言われても、部活がある高校生にはイメージしにくいですよね。僕が指導してきた高校生の時間の使い方を、モデルにするとこうなります。
| 平日(部活あり) | 休日 | 定期テストの期間 | |
|---|---|---|---|
| すき間時間 | 通学中に知識科目の一問一答(20〜30分) | — | — |
| まとまった時間 | 帰宅後に判断推理・数的推理(約2時間) | 午前に知能科目(約2時間)、午後に知識科目と過去問(約2時間) | テスト勉強を優先 |
| 寝る前 | その日の復習(15〜20分) | 夜に文章理解と復習(約1時間) | 判断推理・数的推理を数問だけ(30分〜1時間) |
| 合計 | 約3時間 | 約5時間 | 「維持」だけでOK |
テスト期間に公務員の勉強を止めすぎないコツは、知能科目を毎日少しだけ解いて感覚を保つこと。定期テストの成績(評定)も、推薦や面接で見られることがあるので手を抜かないでください。


サイトで数字が違う理由
公務員試験の勉強時間を調べると、サイトによって数字がバラバラで戸惑いませんか?
実際に主要サイトの表記を並べてみました。
| サイト | 事務系(高卒程度) | 公安職 |
|---|---|---|
| アガルート(いつから編) | 国家一般職 約1,500時間 地方公務員 約300〜800時間 | ― |
| アガルート(勉強時間編) | 高卒向け初級 約300時間 | 警察官・消防士 約300時間 |
| ユーキャン | ― | 警察官 800〜1,200時間 |
| 資格の学校TAC | ※大卒程度のみ 800〜1,000時間 | ― |
| 当サイト | 1,000〜1,300時間 | 700〜900時間 |
同じアガルートの中でも「約1,500時間」と「約300時間」が混在しています。300時間と1,500時間では、5倍の差です。
この差が生まれる理由は、想定している受験者が違うから。
300時間は「すでに基礎学力がある社会人が、教養のみの試験を短期で仕上げる」前提の数字です。



高校生が一から始めるなら、300時間ではまず足りません。僕の指導経験でも、事務系で受かった生徒は1,000時間以上やっています。
当サイトの数字は、高校生が学校に通いながら、一から始める前提。だから他サイトより多めに見えるんです。
時間の使い方は数的処理が最優先
総時間を確保しても、配分を間違えると点数につながりません。おススメの配分はこちら。
- 数的処理・判断推理:約4割(配点が最も大きく、伸びるのに時間がかかる)
- 文章理解:約2割(毎日少しずつ。感覚を保つ科目)
- 社会科学・時事:約2割(後半に集中して詰め込める)
- 自然科学・人文科学:約1割(頻出単元だけに絞る)
- 作文・面接の準備:約1割(一次試験の後に始めるのでは遅い)
数的処理は、公務員試験で最も差がつく科目。「勉強時間の4割を数的処理に使う」と決めるだけで、合格率は大きく変わります。



「何時間やるか」より「何に使うか」。同じ1,000時間でも、配分次第で結果は別物です!
※重要※大事なのは時間より中身
科目の配分に続いて、最後にいちばん大事なことをお伝えします。
僕の指導経験上、学習時間を気にしすぎる人は合格できません。
なぜなら、時間そのものが合格を決めるわけではないから。



本当に大事なのは学習の中身です。
10時間机に向かっても、内容が薄かったり、ほとんど覚えられていなかったりすれば意味がありません。
逆に、短時間でも学習内容をしっかりマスターした人のほうが、合格に近づきます。



「今日は5時間やった」で満足していませんか?本当に大事なのは「今日は何をマスターしたか」です!
1日の終わりに確認したいこと
- ✕ 「今日は3時間勉強した」で満足する
- ◎ 「今日はこの単元を解けるようになった」と言える
だから、この記事で紹介した時間はあくまでも大まかな目安。
「1,300時間やったから受かる」わけでも、「700時間しかできないから落ちる」わけでもありません。
学習時間にとらわれないでください。
時間をかけたかよりも、学習できたかが重要です。
時期で変える科目のバランス


勉強時間の目安がわかったら、次はその時間を何に使うか。ここを間違えると、頑張っているのに点が伸びません。



知能科目と知識科目、半々で勉強すればいいですよね?



それはおススメしません。合格する人は、時期によって比率を変えています!
高卒公務員試験の教養試験は、大きく2つに分かれます。
- 知能科目(判断推理・数的推理・資料解釈・文章理解)⇒ 主に「考える」科目
- 知識科目(社会科学・人文科学・自然科学)⇒ 主に「覚える」科目
合格者の科目バランス(時間の配分)
| 時期 | 知能科目 | 知識科目 |
|---|---|---|
| 学習開始〜6月 | 7割 | 3割 |
| 7月〜本番 | 3割 | 7割 |


学習開始〜6月は知能7:知識3
学習を始めてから高3の6月ごろまでは、時間の7割を知能科目に使います。特に力を入れるのは判断推理。合否を最も左右する科目だからです。
目標は、5月中に知能科目の全範囲を一通り終えること。6月は苦手分野を中心に問題演習ができると理想的です。
ただし、知識科目をゼロにはしないでください。7月以降にスパートをかけるとき、まったくのゼロからでは間に合いません。3割は知識科目の基礎固めに残しておきましょう。
高1〜高2の8月までに始めた人は、知識科目を少し減らして、数学の基礎・数的推理・判断推理・物理化学の基礎に充てるのがおススメ。時間をかけてコツコツ積み上げる科目だからです。
7月以降は知識7:知能3
高3の7月からは比率を逆転させ、時間の7割を知識科目に。知能科目は「伸ばす」のではなく「維持する」段階に入ります。
知能科目は、解き方を一度マスターすれば学力を保つのはわりと簡単。毎日少しずつ過去問を解くだけで維持できます。
| 科目 | 1日の維持量 |
|---|---|
| 判断推理 | 5問 |
| 数的推理 | 5問 |
| 資料解釈 | 1問 |
| 文章理解 | 週に2〜3問(毎日でなくてOK) |
浮いた時間は知識科目へ。中でも社会科学は点を取りやすいので重点的に。選択肢は正解だけでなく、すべての選択肢を検証しながら覚えると定着します。
国家一般職・税務職員を受ける人は、倫理・思想もやっておきましょう。8月からでも間に合います。理由はこちらの記事で解説しています。


なぜ知能科目を先にやるのか



どうして最初に知能科目なんですか?



習得に時間がかかるけど、一度できるようになれば落ちにくいからです!
知能科目と知識科目では、伸び方の性質がまったく違います。
- 知能科目:合否を分ける重要科目が多い/習得に時間がかかる/一度できれば学力を維持しやすい
- 知識科目:暗記が中心/基礎があれば短期間でも伸びる/時間が経つと忘れる
だから、忘れにくい知能科目を先に固め、忘れやすい知識科目は本番直前に詰める。これが合格者の伸び方です。逆にすると、せっかく覚えた知識が本番までに抜けてしまいます。


過去問は学習初期から使う
9月までに一通り学習を終えたら、直前期は過去問演習と模擬試験が中心。知能・知識の両方を、時間の許す限り解きましょう。
問題演習に使うのは、専門学校のオリジナル問題より過去問。質の高い問題を解くことが実力アップにつながり、最も質が高いのは本番で出た問題だからです。できれば、過去問350シリーズの3冊すべてをマスターしたいところ。
過去問は、学習の初期から取り組んでください。「実力がついてから過去問をやる」は、失敗する人の勉強法です。
- 試験に出やすいポイントがわかる
- 「どのレベルまで学習が必要か」がわかる
- 無駄な勉強を避けられる



『過去問でゴールを把握』⇒『ゴールから逆算して勉強』。これが合格のコツです!
いきなり過去問はキツい、という人は実務教育出版の「初級スーパー過去問ゼミ」から入るとスムーズです。


面接対策はいつから始める?





面接の練習って、一次試験に受かってからでいいですよね?



それだと遅いです。準備は勉強と同時に、少しずつ始めてください!
高卒の公務員試験は、面接の配点が教養試験の2〜3倍という試験がふつうです。配点の例は下の表のとおりです。
| 教養試験 | 面接試験 人物試験 | |
| 埼玉県職員採用試験 | 100点 | 300点 |
| 横浜市職員採用試験 | 40点 | 300点 |
| 宮城県警察官採用試験 | 100点 | 200点 |
| 神奈川県警察官採用試験 | 100点 | 200点 |
しかも、一次試験の合格発表から二次試験(面接)まではあっという間。たとえば国家一般職(高卒)の2026年度の日程は、一次合格発表が10月8日、二次試験が10月14日から。間は1週間もありません。一次に受かってから準備を始めると間に合いません。
面接の準備を始める時期の目安
- 高2〜高3の春:部活・委員会・アルバイト・ボランティアなど、面接で話せる経験をメモする。ニュースを見る習慣をつける
- 高3の5〜6月:申込に合わせて、志望動機と自己PRの下書きを作る
- 高3の7〜8月:作文と面接で使う書類を書き、先生や予備校に見てもらう。模擬面接を始める
- 一次試験のあと:本番と同じ形の模擬面接をくり返す
面接は、知っているだけでは上手くなりません。声に出して答え、人に見てもらって直すことで伸びます。独学の人ほど、学校の先生や講座の模擬面接を早めに使ってください。
面接の基本と、警察官の面接で実際に聞かれた質問はこちら⇩




基礎学力に自信がない人は、高校1年生から


基礎学力に自信がない人は、高校1年生から勉強を始めた方がいいです。
中学校の内容が6割ぐらいできるか?



『基礎学力に自信が無い』って、具体的はどれぐらいですか?



『中学校の内容が6割ぐらいできるか?』です!
基礎学力に自信が無い人は、高校1年~2年の9月までに中学校の復習と高校の授業に力を入れましょう。
高卒公務員の教養試験では、半分以上が『高校の学習内容』から出題されます。
高校の学習内容の基礎は、中学の学習内容。
そのため、中学校の学習内容がわからないと勉強が大変です。
多くの受験生が苦手とする数的推理の問題のほとんどは、中学校で習う数学です。


数学が苦手な人は要注意!
高卒公務員試験では、数的推理、判断推理、資料解釈、自然科学で数学を使います。
ほんとうに苦手な人は、小学校の算数ドリルから復習するのもいいです。



僕が指導していた専門学校生でも、小学校のドリルから復習をして合格した人を多く見てきました。
分数・小数は高卒公務員試験では使うところが多いので、しっかりとマスターしておく必要があります。
大事なのは、自分ができないところまで遡って、そこから復習を開始することです。
高校3年生の4月からでも間に合う人


ある程度の学力がある人は、高校3年生の4月にスタートしても間に合います。
目安で言うと、
『中学校の内容が7割以上できる人』
『国公立大学を目指して勉強してきた人』
など。
ただし、早めに学習をスタートするに越したことはありません。
特に判断推理は高校では習わない科目なので、注意が必要です。
ある程度の学力がある人でも判断推理には力をいれて取り組みましょう。


既卒・社会人が高卒程度の試験を受けるなら


高校を卒業したあとでも、高卒程度の公務員試験を受けられる場合があります。ただし受験できる年齢(または卒業後の年数)に上限があり、試験ごとに違います。
たとえば警視庁警察官Ⅲ類(令和8年度)は「平成3年4月2日以降に生まれた人」が対象で、幅が広い試験です。一方で、高卒程度の試験の中には卒業後の年数で区切るものもあります。まず志望先の受験案内で、自分が受けられるかを確認してください。
既卒・社会人の進め方のポイント
- 試験まで1年あるなら、この記事の推奨ペース(平日3時間・休日5時間)が目安
- 仕事や学校で平日に時間が取れないなら、休日にまとめて確保し、足りない分は科目を絞る
- 判断推理・数的推理から始めるのは高校生と同じ。高校の内容を忘れていても、知能科目は解き方を覚えれば取り戻せる
- 面接では「なぜ今、公務員なのか」をかならず聞かれる。卒業後の経験を話せるように整理しておく
働きながらの人や、地方で通える予備校がない人は、スマホで学べる通信講座が向いています。
大学を中退しても高卒程度で合格できる



大学を中退してしまいました。それでも高卒程度の公務員試験に合格できますか…?



できます!中退だから合格できない、ということはありません。
僕はこれまで、大学を中退してから高卒程度の公務員試験に挑戦する人を指導してきました。警察官や事務系の公務員に合格していった人もいます。
僕が指導した人の例(警察官に合格)
- 大学1年生のときに中退
- 僕が教えていた専門学校の公務員科に入り直して勉強
- 「生まれ育った地元を守りたい」と地元の県警を受けて、合格
面接では、中退の理由を正直に話したうえで、「逃げたのではなく、自分で選んだ道です」と言い切りました。大学で学んだことも、ひとこと添えて。
別の人で、やはり大学を中退してから警察官に合格した人もいます。その人が面接で聞かれたことを、要点だけ紹介します。
| 聞かれたこと | 答えのポイント |
|---|---|
| 大学をやめた理由 | 理由を短く、正直に伝えた |
| 家族にはどう話したか | 自分の考えを、素直に話したと答えた |
| 警察学校の決まりの多い生活に、耐えられるか | 「大丈夫です」と答えた |
| なぜそう言えるのか | つらいことがあっても、途中で辞めるつもりはないと伝えた |



最後の2つに注目してください。面接官は「この人は、また途中で辞めないか」を確かめています!
中退した人が面接で伝えたい4つ
- なぜ大学をやめたのか:正直に、短く。言い訳や人のせいにしない
- なぜ高卒程度の公務員なのか、なぜその自治体なのか:「地元を守りたい」など自分の言葉で
- やめてから今まで何をしてきたか:学び直し・アルバイトなど
- 今度は途中で辞めないと言える理由:自分で決めた道だから、など
大事なのは、中退したことそのものより、なぜ中退して高卒程度の公務員を目指すのかを、自分の言葉で言えるかです。大学で学んだことも、ひとこと添えると「大学の時間がムダではなかった」と伝わります。
ただし、中退した時期によって受けられる試験が変わります。
| 試験 | 大学を中退した人は? | 注意点 |
|---|---|---|
| 警察官(高卒程度) | 受けられる | 年齢で決める県警が多い(例:警視庁Ⅲ類は平成3年4月2日以降に生まれた人)。大学を卒業した人は受けられない県が多いが、中退なら受けられる |
| 国家一般職(高卒者) | 高校卒業から2年以内なら受けられる | 2026年度は2024年4月1日以降に高校を卒業した人が対象。大学1〜2年生でやめた人向け |
| 税務職員 | 高校卒業から3年以内なら受けられる | 2026年度は2023年4月1日以降に高校を卒業した人が対象。国家一般職(高卒者)より1年長い |
かならず志望先の受験案内で、自分が受けられるかを確認してください。警察官の面接で実際に聞かれた質問は、高卒警察官の面接で実際に聞かれた136問にまとめています。



中退は終わりではありません。僕が見てきた合格者は、そこから自分で道を選び直した人たちです!
あくまでも「おおまかな目安」、あきらめないで!


ここまでで述べてきた開始時期は、あくまでも大まかな目安。
スタートが遅かった人でも合格している人は沢山います!
基礎学力に自信が無くても、4月や6月にスタートして合格することは十分可能です。



スタート時期だけであきらめないでくださいね!
- 早く始めた人よりも努力する
- スクールを利用して効率よく学習する
- すぐに学習を開始する
早く始めた人よりも努力する



スタートが遅れた分、努力でカバーすればいいんです!
人よりも努力の量を増やせば追いつけます。
ただし、努力の方向性が間違っていると合格できません。
正しい努力を重ねることで合格できます。
スクールを利用して効率よく学習する
高卒公務員試験は出題傾向があり、効率よく学習すれば偏差値40ぐらいの方から合格できます。
スクールを活用してポイントを押さえた学習をすれば、4月や6月からでも合格できます。
独学だと試験情報の収集だけでも時間がかかってしまい、効率がかなり悪いです。



スクールを活用して、効率よく学習すれば間に合う!
すぐに学習を開始する
時間が限られている人にゆっくり迷っている余裕はありません。
すぐに行動することも大切なポイント。



迷っているなら、今すぐに学習を開始しましょう。
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今からでも間に合う?残り期間別の戦い方





もう時期が遅いかもしれません…。今から始めても間に合いますか?



「残り何ヶ月か」で戦い方を変えれば、まだ十分に勝負できますよ。
ここまで「いつから始めるか」の目安をお伝えしてきましたが、実際に多いのは「気づいたら出遅れていた」という相談です。
大事なのは、残り期間に合わせて「やることを削る」こと。
全部やろうとするから間に合わなくなります。
残り6ヶ月なら、標準ペースで間に合う
残り6ヶ月あれば、教養試験は標準的なペースで十分に仕上がります。
やるべきことはシンプルで、判断推理・数的処理と文章理解を毎日ふれること。この2分野だけで教養試験のかなりの部分を占めるからです。
社会科学は後半に一気に詰め込めます。焦って全科目を薄く広げるより、配点の大きい分野から固めましょう。
残り3ヶ月なら、捨てる科目を決める
残り3ヶ月になったら、「やらない科目」を先に決めるのが鉄則です。
3ヶ月で優先する順番
- 数的処理・判断推理(出題数が最も大きい)
- 文章理解(毎日1〜2問で感覚を保つ)
- 社会科学(短期間で伸びる)
自然科学や人文科学を1から勉強し直すのは、この時期からでは効率が悪すぎます。過去問で「よく出る単元」だけに絞ってください。
あわせて、作文と面接の準備を後回しにしないこと。一次試験が終わってから始めるのでは間に合いません。
残り1ヶ月なら、過去問だけに絞る
残り1ヶ月なら、新しい参考書に手を出すのはやめましょう。過去問の反復だけに絞ります。
一度解いた問題を確実に解けるようにするほうが、初見の問題を増やすより点数につながります。



この時期は「新しいことを覚える」より「取りこぼしを減らす」が正解です。
間に合わないと感じたときの考え方
正直に言うと、残り期間が短いほど独学は厳しくなります。
何を削るかの判断を自分ひとりで下すのが難しいからです。
短期間で仕上げるなら、出題傾向を知っている人に「やる範囲」を決めてもらうのがいちばんの近道。
通信講座や予備校を使う価値が最も高いのは、実はこの直前期です。
それでも厳しいと感じたら、来年度に切り替えるのも立派な判断。
高卒程度の試験は毎年ありますし、その分じっくり準備できます。
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講座・予備校を使うなら





独学か講座か、迷っています。講座を選ぶなら、どこを見ればいいですか?



見るところは3つ。高卒程度のコースがあるか・面接対策の回数・通学か通信かです!
教養試験(一次)は、参考書と過去問の独学でも届きます。
ただ、高卒程度の試験は面接の配点が教養試験の2〜3倍で、作文と面接は人に見てもらわないと伸びません(配点の例は面接対策はいつから始める?)。
情報も少ないので、大卒向けのコースを選んでしまう失敗がよくあります。
- 高卒程度(初級・Ⅲ類)のコースがあるか。大卒向けのコースでは出る範囲がずれる
- 作文添削と模擬面接の回数。クレアールは各3回(フルサポートは無制限)
- 通学か通信か。地方で通える校舎がないなら、スマホで学べる通信が現実的
\ 高卒の対策講座があるのはこの8つ/
![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | |||||
| 価格 | 120,000円 | 163,158円~ | 376,475円~ | 129,800円 | 131,100円~587,400円 | 158,000円 | 199,600円 | 159,500円 |
| 割引 | 有 | 無 | 有 | 有 | 無 | 無 | 有 | 無 |
| 受講 | 通信 | 通学 | 通信・通学 | 通信 | 通信・通学 | 通信 | 通信・通学 | 通信 |
| 警察官・消防官コース | 無 | 有 | 有 | 無 | 無 | 無 | 有 | 無 |
| 作文対策 | 有 添削3回(フルサポートは無制限) | 有 回数無制限 | 有 | 有 1人3通 | 有 | 有 添削3回 | 有 | 有 添削1回 |
| 模擬面接 | 有 3回(フルサポートは無制限) | 有 回数無制限 | 有 | 有 | 有 回数無制限 | 有 回数無制限 | 有 | 有 回数無制限 |
| 特徴 | 充実のカリキュラム!通信ならここがおススメ! | 担任の面倒見が良い予備校。高い合格率も魅力 | 二次試験対策にこだわったスクール | 内定特典(全額返金 or お祝い金)つき。今なら10%OFF! | 大手ならではの情報量と分析で受験生をサポート | 万全の面接対策で独学では不可能な部分もカバー | 全国展開の専門学校で有名な大原グループが運営 | 無料で1年間の学習期間の延長サービスがある |
| 公式 サイト | クレアール | EYE | アガルート | 東京アカデミー | LEC
| 資格の大原 | Human
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5校にしぼった理由と、各校の費用・くわしい解説は、こちらの記事にまとめています。





迷ったら、通信ならクレアール、通学なら大栄。資料請求は無料なので、2〜3校を比べてから決めましょう!
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情報収集は対策の基本!
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よくある質問


いつから勉強を始めるのがベストですか?
基本は「高校2年生の9月スタート」がおすすめです。ただし、これは大まかな目安。学力によって、『もっと早めに勉強を始めなければならない人』がいます。逆に『高校3年生の4月以降でも間に合う人』もいます。教養試験の出題範囲は広く、短期間で一気に仕上げるのは大変なので、早めのスタートが合格への近道です。
4月や6月からでも間に合いますか?
学力や基礎力によりますが、4月や6月スタートでも合格している方はたくさんいます!スタートが遅れても、
・効率よく学習する
・スクールや予備校を活用する
・すぐに行動する
など、努力と工夫でカバーできます。あきらめずにチャレンジしましょう!
学力に自信がありません。どれくらいできればいいですか?
基礎学力の目安は「中学校の内容が6割以上できるかどうか」です。もし苦手科目が多い場合や数学が苦手なら、高校1年生からの早めスタートや、中学内容の復習から始めるのが安心です。分数や小数の計算が苦手な場合は、小学校の算数ドリルからやり直して合格した人もいます。
どんな教材で勉強すればいいですか?
独学と予備校、どちらが良いですか?
独学でも合格は可能ですが、情報収集や面接対策に自信がなければスクール・予備校の活用がおすすめです。特に最近の公務員試験は面接の配点が高いので、面接対策が充実した講座を選ぶのがポイント。資料請求は無料なので、複数の講座を比較して、自分に合ったものを選びましょう。独学で受かる人と落ちる人の分かれ目は独学で受かる?の記事に、講座の比較は塾・予備校はいつから・おすすめ5校の記事にまとめています。
どのスクール・講座がおすすめですか?
塾・予備校はいつから・おすすめ5校の記事で詳しく比較していますが、
・クレアール
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・資格スクール 大栄
・アガルートアカデミー
・東京アカデミー
などが実績・サポートともに高卒公務員試験対策で評価されています。
講座によって内容や特徴が異なるので、資料請求で比較してみてください。
スタートが遅れて不安ですが、どうすればいいですか?
「遅れても合格できる人」は、
・人より努力する
・効率重視で学習する
・迷わずすぐに学習開始する
という共通点があります。
まずはできることから始めてみてください。大切なのは「正しい努力」と「行動」です。
まとめ


- 高校2年生の9月スタートが基本
- 基礎学力によって、スタート時期は変わる
- 中学校の内容がどれぐらいできるかがポイント
- スタートが遅れても、努力でカバーできる
- 適切な教材選びも大事









