ここでは、判断推理のおススメ参考書の1つ、畑中先生の本を紹介します。

高卒公務員指導歴10年、元専門学校公務員科教員の僕が解説します!
高卒程度公務員試験 畑中敦子の天下無敵の数的処理!


畑中敦子先生の、通称「ワニ本」と言われるベストセラー。
イチから判断推理を学習する人におススメの1冊
おススメ理由① 解説の詳しさがダントツ!
この参考書は、解説がものすごく詳しい!
初心者や判断推理が苦手な人におススメの1冊です。
高卒公務員試験の判断推理では、この参考書が最も解説が詳しいです。



特に「ワンポイントアドバイス」「ナットクいかない方はこちら」「ここで選択肢を斬る!」の欄がとてもいいです!
受験生がつまづきやすいポイントや、問題を解く際に重要なコツが丁寧に書かれています。
おススメ理由② 判断推理の大事なコツが載っている!(←他の参考書には書いてない)
「ワンポイントアドバイス」「ナットクいかない方はこちら」「ここで選択肢を斬る!」の欄で、 判断推理のとても大切なコツが書かれています。
例えば、対応関係では「表はフリーハンドで書こう」とワンポイントアドバイスで書かれています。
細かいですが、これは判断推理の学習ではとても重要です。
初めて判断推理を学習する人で、定規を使って表を書く受験生は結構いますが、これはおススメできません。
理由はこの本にも書かれているのですが、本番で定規を使って丁寧に書いている時間はないからです。そのため、普段の学習でもフリーハンドで素早く表を書く練習をしておく必要があります。
また、「ここで選択肢を斬る!」は判断推理の攻略には非常に大切なことです。



これが書かれているのは畑中先生の「ワニ本」だけ!!
判断推理では、表を作って〇×などを埋めていって解く問題パターンがあります。
初心者が陥りやすいワナが、「とりあえず表を全部埋めようとする」こと。
表を全部埋めなくても途中で選択肢が切れる問題や、解答が分かる問題は結構あります。



大切なのは、「選択肢の中から解答をだすこと」で「表を埋めること」ではないのです。
初心者だと、表を作るとついつい全部埋めたくなってしまいます。ところが、途中で解答が出る問題が結構あります。時間制限がある公務員試験では、このロスは痛いです。
そのため、表の記入を進めながらも、途中で選択肢を確認するクセをつけておくことが大切なのです。
このような、他の参考書には書かれていない、判断推理の大事なコツが書かれているのがこの参考書の魅力です!
おススメ理由③ 掲載されている問題が全て過去問
実力アップのためには質の良い問題を解くことが大事です。
最も質の良い問題は、過去問!
他の過去問集などでも問題演習をすることは可能ですが、過去問集の解説はあまり詳しく書かれていません。これは過去問集の紙面の都合上、仕方のないことではあると思いますが・・・
初心者がイキナリ過去問集を解いても解説が理解しきれないことがあります。
畑中先生の「ワニ本」では過去問をかなり詳しく解説しています。



過去問をここまで詳しく丁寧に解説している本は他にはないです!
畑中先生の「ワニ本」で解き方をマスターした後に過去問集を使うのがおススメです。
注意点
頻出のテーマ、「集合」と「道順」が無い。
判断推理で「集合」と「道順」は出やすいテーマで、得点をしやすい分野です。
高卒公務員の判断推理では必須のテーマです。
しかし、この本では「集合」と「道順」を扱っていないため、他の参考書で補う必要があります。
なお、畑中先生の数的推理の参考書「高卒程度公務員試験 畑中敦子の天下無敵の数的処理! 2 数的推理・資料解釈編 令和版」のほうで集合と道順を扱っています。
集合は「SECTION05 集合算→図表を使え!」、道順は「SECTION11 場合の数→徹底的に解きまくれ!」に載っています。
畑中先生の2冊の本でこのような構成になっているのは、「集合」と「道順」は判断推理でも数的推理でも出題されることがあるからだと思います。ただ、「道順」は2問しか載っていないので、他の参考書で演習の数を確保する必要があります。



この参考書で判断推理を学習する際は、必ず他の参考書で「集合」と「道順」を補ってください。
わかりやすさNO1の本
高卒公務員の判断推理の参考書で、ここまで詳しく解説しているのは畑中先生の本だけです。
初めて判断推理を学習する人には最適の参考書といえるでしょう。
最初にこの参考書で学習した後に、他の参考書や過去問集などをやることで、判断推理の実力はかなり伸びます。



